昔からよくヒゲや体毛が濃い人は将来ハゲてしまう確率が高いと実しやかに囁かれています。ヒゲの濃さを自覚している男性の中にも自身の頭髪の状態が気になるというかたが少なくないでしょう。実際のところは、髭 ハゲの関連性については必ずしもイコールではありません。ハゲていてヒゲも体毛も薄いかたはいますし、ヒゲが濃く頭髪も黒々としているかたがいるように、ヒゲが濃くてもハゲてしまうわけではないのです。

 

ヒゲが生えるのは男性ホルモンの働きが関係

男性の顔にヒゲが生えてくるのは、第二次性徴期を迎えて以降、男性ホルモンの活動が活発になってきてからです。声が低くなったり陰毛や脇毛が生え始めたりする中、早い場合には中学生くらいから、多くのかたが高校生くらいの年頃になるとどんどんヒゲが濃くなっていきます。

 

ハゲと男性ホルモンは直接関係がない

一方、頭髪の状態は第二次性徴期を迎えて男性ホルモンの分泌が増えてもそう変わるものではありません。しかし、若いかたであれば10代の後半から20代前半あたりで髪の毛が後退していき、ハゲの兆候が見始めることがあります。ストレスや病的なもの、誤ったヘアケアによる負担以外の男性型脱毛症、いわゆるAGAと呼ばれるハゲの場合、男性ホルモンが変質してしまうことがその原因です。しかし、男性ホルモンそのものがハゲを引き起こしてしまうわけではありません。

 

問題はジヒドロテストステロンへの変化

AGAでハゲてしまう原因は、男性ホルモンであるテストステロンが毛母細胞にある5αリダクターゼという酵素と結びついてしまうことで、発毛指令を出すジヒドロテストステロンに変質するからです。男性ホルモンはAGAのきっかけになりますがその存在自体が問題なのではなく、5αリダクターゼの働きが脱毛を引き起こします。薄毛治療でも男性ホルモンの働きを制御するのではなく、5αリダクターゼの働きを抑える対策が行われているのはそのためです。

 

注意しておきたい点

ヒゲや体毛を生やす男性ホルモンの働きが活発で量が多くても、5αリダクターゼが悪さをしなければハゲてしまうわけではありません。これがヒゲとハゲの関連が薄い理由です。
ただし気をつけておきたいのが、急にヒゲが濃くなってくるケースになります。ジヒドロテストステロンはハゲを促進させますが、体毛を濃くする働きもあるのです。急にヒゲが濃くなってきて目立つようになったと思ったら、同時期にハゲ始めたというケースは珍しくありません。
ヒゲはもちろん、体毛の状態をトータルでチェックする習慣をつけておき、ハゲの兆候を見落とさないように注意しておくといいでしょう。

 

 

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